🌿 はじめに
子宮口が全開になれば、もうすぐ赤ちゃんに会える。
私はそう思っていました。
でも実際は、すぐに産まれるわけではありませんでした。
分娩室に入ると助産師さんから言われたのは、
「まだいきまないでね。」
という一言。
「え?こんなにうんこしたいのに?」
そのあとには「いきんで!」と言われたり、「いきまないで!」と言われたり…。
頭の中は大混乱でした。
今回は、そんな分娩室で過ごした約2時間の出来事を振り返ります。
📖 この記事で分かること
🫧 分娩室に入ってから出産までのリアルな流れ
🫧 「いきむ」「いきまない」の指示に混乱した体験
🫧 微弱陣痛で促進剤を使ったときの様子
🫧 陣痛の痛みより強かった“意外な感覚”
🫧 初産でパニックになりながらも出産できた実体験
🏥 分娩室へ移動
午前11時30分頃。
子宮口が全開になり、そのまま分娩室へ移動しました。
私の頭の中は相変わらず、
「うんこしたい。」
そのことでいっぱい。
今にもトイレへ行きたい感覚なのに、
助産師さんからは、
「いきまないでね。」
「深呼吸して。」
「体の力を抜いてね。」
と何度も声をかけられました。
🌬️ 最初は「いきまないで」からスタート
分娩室に入ってから最初の約30分ほどは、
ひたすらいきまないように我慢する時間でした。
鼻から吸って、口からゆっくり吐く。
深呼吸を繰り返しながら、
「まだ我慢してね。」
と言われ続けます。
初産の私は、
「なんでいきんじゃダメなの?」
と不思議に思っていました。
あとから知ったのですが、赤ちゃんが安全に降りてくるタイミングまでは、むやみにいきまないことが大切なんだそうです。
でも、その時の私はそんなことを考える余裕はありませんでした。
頭の中では、
「絶対うんこ出る。」
「もう無理。」
「トイレ行きたい。」
そんなことばかり。
本当に必死に耐えていました。
🔄 「深呼吸してからいきもう」に変わる
しばらくすると、
助産師さんからの声かけが変わりました。
「深呼吸を2〜3回してから、いきもうね。」
ここからは、
深呼吸 → いきむ
という流れを繰り返すようになります。
ただ、私は最後まで「いわゆる陣痛の痛み」というものは、あまり感じていませんでした。
強い痛みというよりも、ずっと「うんこしたい」という感覚のまま。
それでも出産は、少しずつ確実に進んでいきました。
💉 微弱陣痛で促進剤を使うことに
お昼12時頃。
先生から、
「微弱陣痛だから促進剤を使おうか。」
と言われました。
このままだとお産が長引いてしまう可能性があるため、促進剤を使って陣痛を強めることになりました。
微弱陣痛とは?
陣痛の強さや間隔が弱く、お産がなかなか進まない状態のことです。
促進剤を使うのは決して特別なことでも、恥ずかしいことでもありません。赤ちゃんとママの安全を考えた、大切な医療処置のひとつです。
点滴から促進剤が入ることになり、
そこからは、
深呼吸を2〜3回して、いきむ。
この流れを何度も繰り返しました。
陣痛は強くなっているはずなのに、
私の感覚としてはやっぱり
「うんこしたい。」
それが一番強かったです。
😅 うまくいきめてない気がする私
「はい、いきんで!」
そう言われても、
頭の中では
「うんこが出たらどうしよう。」
という不安でいっぱい。
赤ちゃんを産むことより、
「うんこが出るかもしれない。」
ということの方が気になってしまっていました。
だから思い切り力を入れられず、
「ちゃんといきめてない気がする……。」
そんな焦りもありました。
でもそんな私に、
助産師さんや先生は、
「上手だよ!」
「いいよ、その調子!」
と何度も声をかけてくれました。
自分では全然うまくできている気がしなかったので、
その言葉にすごく救われたのを覚えています。
⏰ 「次で産むよ〜!」
午後1時30分頃。
担当の先生が、
「次で産むよ〜!」
と声をかけてくれました。
「よし、頑張ろう!」
そう思って、今までで一番強く力を入れました。
すると次の瞬間、
「はい、もういきまないで!」
と言われたんです。
😳 「え?いきまない?どういうこと?」
私は頭の中が真っ白。
「え?」
「いきまない?」
「力を抜く?」
「どうやって?」
完全に混乱していました。
でも次の瞬間──
ぬるん。
本当にそんな感覚でした。
赤ちゃんが体の外へ出てくる瞬間を、今でもはっきり覚えています。
正直に言うと、その感覚は少し不思議で、なんとも言えない感覚でした。
👶 元気な産声を聞いて安心
息子は産まれてすぐに、
「オギャー!」
と元気な声で泣いてくれました。
その泣き声を聞いた瞬間、
「あぁ、よかった。」
と心から安心しました。
緊張が一気にほどけ、
気づけば少し涙が出ていました。
隣にいたパパも、少し目が潤んでいたように見えました。
あの瞬間のことは、きっとこれからも忘れないと思います。
📝 まとめ
出産は、「痛い」だけではありませんでした。
私の場合は最後まで、
「うんこしたい。」
という感覚との戦い。
そして、
「いきんで!」
「まだいきまないで!」
という助産師さんの声に必死についていく時間でもありました。
今振り返ると、あのとき支えてくれた先生や助産師さんのおかげで、安心して息子を迎えることができたんだと思います。
これから出産を迎える方へ。
出産の進み方や感じ方は本当に人それぞれです。
私の体験が、「私だけじゃないんだ」と少しでも安心できるきっかけになれば嬉しいです。
📌 次回の記事
体をきれいに拭いてもらい、体重や身長を測ったあと、初めて腕の中へ来てくれた息子。
小さくて、温かくて、ただただ愛おしい存在でした。

📌 前回の記事
子宮口1cmから全開になるまでの体験をまとめた出産レポです。
陣痛が進むにつれて、私が一番強く感じていたのは「痛い」ではなく、まさかの「うんこしたい」という感覚でした。
破水後から分娩室へ入るまでの流れや、そのときの気持ちをリアルに振り返っています。
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